今回は、「ミニマリストは自由を獲得しやすい」について、「お金・モノ・人」という視点からまとめてみました。
ミニマリストは最小限主義者。
「少ないモノと労力」で人生を生きています。100人いれば100通りのミニマリズムがあるでしょうが、そのベースはたいして変わらないはずです。
ミニマリストが自由になる理由
①ライフコストを把握している
ミニマリストは「ライフコスト」を把握しています。「お金」は自由を獲得するために必須のもの。つまり、マネーリテラシーがあることが自由への近道であると言えます。
例えば、ニュージーランドで「森の生活」を実践する「四角大輔」さんが提唱する概念に、「ミニマム・ライフコスト」(自分や家族が健康的に生活するために必要なお金)というものがあります。
「自分の生活はいくら稼げば成り立つのか?」を知ることで、お金への恐怖から自由になることができるというものです。
ご自身も、この「ミニマムライフ・コスト」(月に20万円あれば東京で生活できる/森では7、8万円あれば生活できる)を把握することで、「いつ仕事をクビになっても大丈夫」と考えることができ、リスクを追って挑戦できることができたそうです。
お金の恐怖から逃れた人間は強いです。そして自由です。
②モノの管理から自由になれる
ミニマリストは「モノの管理」(清掃・移動・廃棄・売却)から自由になれます。
「モノの管理」にはどうしても時間やコストがかかるので、それを最小限で済ませるミニマリストは「時間的にも、お金的にも」に自由であると言えます。
本当に大切なモノってあまり多くないので、「あったら便利かも?」ではなく、「なくてもいいかも?」と問いかける姿勢(引き算思考)が大切です。
③人付き合いを最適化している
ミニマリストは「人付き合い」を最適化しています。
哲学者のアドラーは「すべての悩みは人間関係である」と言いました。
※嫌われる勇気という書がとても参考になります。
多くのミニマリストが、「人付き合い」を整理していると思いますが、これは自由を獲得するために、「自分の時間を生きるため」にとても大切なステップだと思います。
具体的には、
- 飲み会
- どうでもいい人との会話
一生が無限にあればいいのでしょうが、1日は24時間しかありません。自分が本当に好きなことに当てる時間を捻出するにはどうしても人づきあいの最適化が必要となるでしょう。
つまらないと感じながら参加する飲み会は断り、一緒にいて苦痛な人との関係は断つに限ります。
まとめ
以上、本記事の要点をまとめると
「ミニマリストは人・モノ・金から相対的に自由になれる」
ということです。
人間は社会的な動物ですから、上記の3要素から完全に自由になることは難しいでしょう。
ですが、明確な意思をもってミニマリズムを実践することで、「お金の恐怖」「無駄な時間の浪費」から逃れることができると思います。
不要なものをミニマム化することで、大切なもの(自由)を得ることができる。
おすすめの本
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