考えすぎてしまう人へ|ミニマリストが伝えたい4つの方法

ミニマリスト

ぼくはミニマリストです。

少ないモノで暮らし、その対価として時間・お金・心の余裕を生みだすことを大きな価値としています。

そんな自分も「考えすぎてしまう」という悩みをもっていましたが、今回紹介する4つの方法でわりと解決できたと感じています。

「考えすぎて行動できない」
「難しく考えすぎてつらい」

といった悩みを抱えている人の参考になればうれしいです。

人はなぜ考えすぎてしまうのか?

人が考えすぎてしまう理由は「怖いから」です。

具体的にはこんな感じでしょうか?

  • 将来がなんとなく不安
  • お金のことが心配
  • 仕事で失敗しないか不安

「よく考える」ことは生存リスクを減らします。太古の昔、人が自然の中で暮らすためにはとても重要な能力だったのでしょう。

そもそも人間の脳は、「無常」の自然の中で適度なストレスを感じながら、よく考え、克服し、幸福を感じるように設計されているはずです。

ところが、世界は複雑化してしまったので、人間の脳は追いついていないのです。

「人間の脳は7万年前のハードウェアだ」なんて言われるように、テクノロジーが進化しても、人間自体が進化したわけではないのです。

考えすぎてしまうデメリット

続いて、考えすぎてしまうデメリットがこちらです。

  • 問題が複雑になる
  • 行動できない

考えれば考えるほど問題は「複雑」になり、行動しずらくなります。行動しなければ新しい発見もなく、状況は変わらないので、まさに悪循環です。

フランスの哲学者 デカルトはこう言いました。

困難は分割せよ

ぼくはこの言葉が大好きです。
おかげで、「問題に直面する」→「分割する」というプログラムが自然に働きます。

詩人 オスカーワイルドはこう言っています。

人生は複雑じゃない。
私たちの方が複雑だ。
人生はシンプルで、シンプルなことが正しいことなんだ。

とても勇気がでる良い言葉です。

考えすぎないための4つの方法

上記で、「自然に最適化されていた脳は、現代に適応できていない」ということを書きました。

では考えすぎないためにはどうしたらいいのでしょうか?

おすすめの方法が以下のとおりです。

・脳に良い環境にいく
・積極的に悩み、行動する
・モノ選びのルールを決める
・お金に集中する

順に説明したいと思います。

脳に良い環境へいく

脳が苦しいと感じているのなら、環境を変えるのがベストです。

ぼくは基本的に在宅で仕事をしていますが、静かで、モノがない部屋でもいまいち集中できないことがあります。そんな時、カフェにいくと雑多な考えが一掃され、目の前の作業だけに集中できます。おまけに成果物ができるので自己肯定感が高まります。

「超集中」といってもいい状態になれるのですが、科学的にも根拠があります。

プリンストン大学の研究では、脳は静かな環境よりも、70dBほどの適度な雑音がある状態の方が能力が高まるそうです。
※「dB(デシベル)」=音の大きさの単位

積極的に悩み、行動する

考えすぎて行動できない場合は、上記のような脳に良い環境で「積極的に悩んでしまう」というのもおすすめです。受動的ではなく能動的に動くのです。

コツはその場で「ゴールを決めてしまう」ことです。ゴールが決まれば行動も決まります。

例えば「なにか資格を取りたいな」と思ったら、申し込みまで済ませてしまいます。そうすると、参考書を買う → ○○までに勉強するという道筋が決まるので、「考えすぎて行動できない」という状態から脱出できます。

転職で悩んでいるのであれば、転職エージェントに登録してしまいます。

何度も利用したことがありますが、担当者とマンツーで面談することで、自分の市場価値がわかり、スキルの棚卸しにもなります。もちろん「無料」なので損することはありません。

自分のことって、他人の方がわかるのでおすすめです。

モノ選びのルールを決めてしまう

これは無駄な思考を省くというテクです。

欲しいものがあったとき、いくつか候補を上げると思います。そんな時に最短で結論を出せるのが「マイルール」です。

例えばマーケティングでは「三つの価格帯を用意する」というテクがありますが、要するに真ん中を選ばせたいわけです。それを逆手にとって「最も安いものを選ぶ」というのも手です。

時に失敗することもあると思いますが、「一番安かった」という合理的な理由があり、より多くのお金が手元にのこるので、さほど後悔はしないと思います。

モノ選びや、食事のメニュー選びに時間がかかってしまう人にはおすすめです。

※ちなみに、2chの創業者「ひろゆき」さんは、メニューの中で一番安いものを頼むそうです。

お金に集中する

最後におすすめなのが「お金に集中する」ということです。

お金に「汚いイメージ」をもつ人が多いですが、資本主義の世界ではお金=力なので、「お金」の悩みからは一生逃げることはできません。

歴史的にもお金が世界の勢力図を変えてきたのは「事実」です。つまり、我々個人が太刀打ちできるところではありません。

お金の流れでわかる世界の歴史

であれば、一度それを認めてしまい、お金に注力すると「無駄な考えすぎ」を防ぐことができると思います。

ようするに、

「悩むのは、お金を稼いでから」

という考え方です。

これは仕事に悩みを抱えている人に伝えたいのですが、

多くの人が「やりたい仕事がわからない」「好きな仕事をしたい」という悩みを持つと思います。でも何をしたいかが分からなかったり、好きな仕事は給料が安かったり・・

辛いですよね・・

そんな時には一度「お金」に集中して一定の資産を築いてみるとよいかもしれません。

これは経験談ですが、

「お金」は就ける仕事の可能性を確実に広げてくれますし、将来の不安を確実に減らしてくれます。

つまり、考えすぎる人にとっては最も確実な「安定剤」になり得ると思います。

まとめ

以上、考えすぎてしまう人へ、ミニマリストが伝えたい4つの方法でした。

もういちどまとめるとこちらです。

・脳に良い環境にいく
・積極的に悩み、行動する
・モノ選びのルールを決める
・お金に集中する

「考えすぎてしまう」という悩みを抱えている人の参考になればうれしいです。

割と長文になってしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございました。

さらにまとまった情報が欲しい方にはこちらの本がおすすめです。

主張に根拠があるのでとても理解しやすいと思いますよ。

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