「株価」が下がるとどうなるの?|企業と個人への影響をまとめてみた。

お金と投資

新型コロナウイルスの影響で、世界中の株価が下がりました。

もちろん日経平均株価も大幅に下落しましたよね?

ということで、

  • 株価が下がるとどうなるの?
  • 日経平均とか関係なくない?

という人のために、「株価が下がるとどうなるのか?」ということを分かりやすくまとめてみました。

株価が下がるということ

「株価が下がる」というと、以下の2種類が考えられます。

  • 特定の企業の株価が下がる
  • 日経平均株価が下がる

前者の場合は「特定の企業の業績が下がった」ことを表しますが、後者の場合は日本全体の経済が下向きになったことを表しています。

日経平均株価とは?

日経平均株価とは、日本を代表する225社の平均株価です。

日経平均株価が下がるとどうなるのか?(企業の場合)

では、「日経平均株価」が下がった場合はどうなるのか?企業にどんな影響があるのか?をみていきます。

株価=企業の価値ですから、こんな感じになります。

  • 企業の価値が下がる(時価総額が下がる)
  • 企業は資金調達が難しくなる
  • 銀行がお金を貸してくれなくなる
  • お金の流れがとまる

企業の価値が下がる

企業の株価が軒並み下がるということは、その人気が下がるということです。つまり、その企業の価値である「時価総額」が減ります。

資金調達が難しくなる

株価がさがると、資金調達が難しくなります。

たとえば株価が1000円だったときには、100万株で10億円の資金調達ができますが、株価が800円になった場合は、8億円の調達しかできません。

株価株数資金調達金額
1000円100万株10億円
800円100万株8億円(-2億円)

銀行がお金を貸してくれなくなる

企業の株価が下がると、銀行はお金を貸し渋ります。

業績が期待できないのですから当たり前ですよね。お金を調達できなければ企業は経営不振になります。

あのソフトバンクだって、メルカリだってお金を借りてるんですよ。ソフトバンクの借金は18兆円です。

日経平均株価が下がるとどうなるのか?(個人の場合)

つづいて、「日経平均株価」が下がった場合、個人にどんな影響があるのか?をみていきます。

先にこんなことを書きました。

  • 企業はお金の調達が難しくなり、銀行はお金を貸してくれなくなる。

つまり、日本の代表する225社の経営は総じて不安的になりますから、その関連企業や下請けの企業にも大きな影響を与えることになります。

そうなってくると、経営者はなにを考えるのか?(自分が社長だったら何を考えるのか?を想像すると、答えが出ると思います)

  • 売り上げはすぐには上がらない
  • 資金調達もむずかしい
  • 人件費を削減するしかない

つまり、日本の企業は「雇用を維持すること」が難しくなってきます。(人件費を払うことができなくなる)

人権費削減のためのリストラがあちこちで始まるということですね。これは個人が認識しておくべきインパクトだと思います。

まとめ

今回は「株価がさがるとどうなるのか?」という点を深掘りしてみました。

一時的な株価下落で右往左往する必要はありませんが、今回の新型コロナでは日本全体の株価が大きく下がりました。(2万円を切ってしまった)

2021年の2月には3万円まで回復したものの、コロナはまだ終息したわけではありません。米国ではインフレ退治のための利上げが行われようとしています。つまり株式市場が下落しやすい環境になっています。

株価が下がるとどんな影響があるのか?くらいは抑えておきたいところです。

  • 株価が下がるとどうなるの?
  • 株価が下がったら私に影響あるの?

と考えている人の参考になればうれしいです。

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