【書評】日本再興戦略 落合陽一

落合陽一さんの「日本再興戦略」を読みました。

落合陽一さんは、人間・自然・デジタルがシームレスにつながり合う世界観「デジタルネイチャー」を提唱している人ですが、テクノロジーだけでなく歴史にも造詣が深いのが印象的でした。

ほんとうにすごい人ですね。

落合陽一とは?

落合陽一さんの肩書きはこんな感じです。1987年生まれで筑波大学でメディアを学び、東京大学の大学院にて博士号を取得されています。一児の父でもあり、本当にマルチな活躍をされている人です。

  • 筑波大学学長補佐
  • 筑波大学助教
  • デジタルネイチャー研究室主宰
  • Pixie Dust Technologies, Inc. CEO
  • メディアアーティスト
  • デジハリ客員教授
  • 電通フェロー
  • 博報堂フェロー

日本再興のグランドデザイン

日本では、人口減少・少子高齢化がネガティブなトーンで語られるが、そこには大きなチャンスがあると言及されています。

具体的には、人口現象のタイミングと機械化のタイミングがマッチしていることから、機械化をすすめ、その体験を世界に輸出していくというチャンスがあるということです。例えば今後、中国などは老いていきますよね。

これは可能性を感じるテーマの一つでした。

士農工商というカースト制度

士農工商というカーストのような制度が、実は300年続くくらい日本の統治にはハマっていたという話もおもしろかったです。職業の行き来がしやすい柔軟性のあるカーストが理想的ではないかと言及されています。

カーストは幸せのかたち?

インド人に「あなたにとってカーストとはなんなの?」と質問すると、多くの人が「カーストは幸福のひとつの形」と答えるんだそうです。

その理由はある程度未来が予測できる(どんな人と結婚し、どんな職業につくのか)ことで、安心を手に入れられるからなんだとか。

そもそもカーストは インド亜大陸を征服したアーリア人が先住民を治めるために作ったと言われています。

そんな制度ですから賛否両論あるとは思いますが、「幸福のひとつの形」と考えている人がいるのは事実のようです。

その世界観には一理あるのかもしれないな、と思いました。

インドとの外交が重要

もともと歴史的に不和がなく、関係性のよいインドですが、これからもさらに重要な相手になるのだそうです。

インドの経済成長率は7.3%で、21世紀の世界経済はインドが覇権を握るともいわれています。

地理的にも中国をはさみこめますし、エネルギー確保(原油など)の際の海上交通の途中にインドがあることを考えても、インドとの外交はとても重要になってきますよね。

まとめ

物事の見方を変えるだけで、ネガティブなこともポジティブになる。そんなことをこの本から感じることができました。そんな考え方ができるところが落合さんが「現代の魔法使い」といわれる所以なのかもしれません。

この本は読んでみる価値はあると思います。







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